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キャリアをポートフォリオで考える

2019.05.29

 

こんにちは。
久しぶりのブログ更新です。

 

先日、過去最高売上をあげたトヨタ自動車の豊田章男社長から

「終身雇用を守っていくのが難しい局面に入ってきた。」という発言があり、

話題になりましたね。

 

様々な捉え方があると思うのですが、今回の発言は、

産業構造の変化や企業と個人の関係性の変化によるものだと感じています。

 

これからは、安定を求める先が企業から自身のスキルになっていきそうですね。
そして、そんな時に大切になるのが、キャリアをポートフォリオとして捉えることなのではないでしょうか。

 

 

ポートフォリオとは何なのか。

 

 

ポートフォリオとは、クリエイターの方々からすると『作品集』、

金融業界の人からすると『資産の一覧』という意味になるかと思います。

 

要は、どんな内訳・組み合わせなのかを示す時に用いる言葉です。

 

特に、投資の世界ではポートフォリオの組み方というのは、

リスクを分散するうえでとても大事な考え方となります。

 

例えば、A社の株式に100%財産を注ぎ込んで価格がゼロになった場合は何も返ってこないですが、

A社とB社に半分ずつ投資しておけば、A社がゼロになっても、B社がそのままなら半分は返ってきますね。

 

なので、この場合ポートフォリオとリターンは以下のようになります。

前者:A株100%      →0%
後者:A株50% B株50%  →50%

私たちのキャリアについても、上記の例と同じことが起こりうるのではないでしょうか。A社の業界スキルを蓄積したのにその産業がなくなってしまう、そんなことが当たり前に起こる時代だと思います。

 

そんな時、自身のキャリア(スキル)に多様性があればその中から環境に適したスキルを選んで働くことが可能になりますし、ポートフォリオの中からスキルを組み合わせてユニークな能力の発揮も叶うかもしれません。

 

勿論、中途半端に色んなことを手を出しても意味がなく、戦略的に時間をかけながらポートフォリオを構築していく必要性があると思います。

 

もしかしたら、私たちのようなエージェントも皆様に良い求人をご紹介する立場から、キャリアのポートフォリオ戦略を考える立場へ変わっていくのかもしれません。

この記事を書いた人:井上 大夢

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